ここは安全地帯 ここはオアシス



白いタイルがまぶしく

子供の声に負けないくらい

太陽のまねをしているよう


さっき すれ違った人の

幸せそうな会話は 他人まで巻き込み

遠くの景色を見ながら にやつかせる


少しひんやりしたベンチは いままで

いろんな会話を 聞いてきたんだろう

そう考えながら 缶コーヒーを片手に

通りすぎる人を眺めてる



ここは安全地帯 ここはオアシス



大げさだけど そんな気分なんだ


そろそろ 癒された時間に別れを告げて

重い腰をあげるとしようか







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セーター



少し 肌寒くなってきた通りを抜けて

昨日までの夏が帰り支度を始めてる

身体に感じてたセミの声も

生命のすべてを鳴き尽くして

静かに地中に帰っていく

アスファルトは冷たい色を放ち

風は別人のように吹き付けてきて

空はまるで何もなかったかのように

深い青でそこにたたずんでいる

窓の景色も変わる スローモーションで

夏たちが繰り広げてきたパレードは

もう 昔の物語のようにひっそりと

変わらない僕の中で無言で眠ってる

さぁ 冬支度を始めなきゃいけない

あの あたたかいセーターはどこにしまったかな








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                         (仮)


クロニクル



本当 の在処を教えてくれ

今までの事は 本当だと

これからの事も 本当だと

誰が言いきれるんだ


嘘も 本当の事だと

嘘もつき続ければ

本当になるだろう



本当か 嘘か

正しいか 間違いか

自分自身の中では ゆがんで

はっきり見えない



いや 見えなくていいのかもしれない



本当 の在処を教えてくれ

本当は 知りたくないのかもしれない







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                          (仮)





記憶の中の想い出



届かない手紙がポケットに

しわくちゃになった想い出

記憶にあるけど もう二度と

やり直すことの出来ない舞台


消えはしない ただ 薄れていくだけ


上から新しい毎日が積み込まれていく

それに勝るものなんてないと

想っていた記憶は時間がたてば

ナニかが許しを得てすり替えてしまう

許可を出すのは自分自身


忘れないけど 想い出さないように

決して悪い意味じゃない

だから そうする事にしたんだ


届かない手紙に書いて

ポケットに忍ばせた









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                        (仮)




蒼い くじら



泣かないで 葉っぱに書いて風に乗せる

あの子が悲しい顔をしてるから

空を舞う蒼いクジラが

あわてながらつぶやく


夜が来ないように 暗い夜が

さみしい夜が来ないように


吹き付ける夕日の紅は

蒼いクジラに食べられる



ベッドに投げた水色のくつ下

窓辺にぶらさげた てるてるぼうず

道路に描いた夢の落書き

朝露に濡れる自転車

この体にもたれかかる かじかんだ僕



泣かないよ 葉っぱに書いて風に乗せる



あの子の中にぽっかり空いて溜まった蒼に

蒼いクジラが安堵の顔で沈んでいく



明日もいい天気でありますように

いい天気に なりますように






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                     (仮)





ふたりの時間



昔 よくキミと屋根の上で外を眺めてたね

キミは目を輝かせながら 時間さえ忘れたように

ずーっと人や車を眺めてた


ボクはそんなキミを見ているのが好きだった

キミといた屋根はもうなくなってしまった



キミと見た景色は少しずつ変わっていく



そして...



キミもいなくなってしまった今

ボクは ひとり ベランダから空を眺め

白い月を見ている







060504黄昏時
    (頂いた 詩と写真)





午後のベランダ



うつろに流れる汗を

手の甲でぬぐって

太陽にかざし水蒸気に変える


暑さもやわらいできている午後の

ベランダからセミの叫びを聞きながら

薄目を開けて 太陽と手と水蒸気と

これまでの記憶を見つめてるんだ



いつか 太陽に焼かれる

この星に 焼かれる



いや... 焼こうとしている ...



その スイッチを押したのは

...僕たちだ

耳飾り



ふりかえるのをやめて

ふりむいてみる

今 見た景色は過去になって

さよならを告げている

今 出会った景色が現在に

はじめましてと包み込む



たとえば僕がこのまま消えてしまって

いなくなったとしたら

後悔するのかって君は聞いたね



そうだね...  僕は思うんだ



そこにある君の大事な耳飾りが

ひとりぼっちになってしまった

あの時の気持ちが 僕の答えだと思う



雨が降ってきた 

さぁ もう

帰ろうよ 手をつないで 一緒に






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始まりがある



終わりは...?

永遠を信じたい


...でも...ボクには時間がない


初めて知ったボクの中のモノ

そのモノの名前を口にしてしまうと

今ある世界が音をたてて崩れてしまう


この世界を守るために

ボクは知らないふりをする



ボクは罪深い行いをしている



神さま...あと少しだけボクに時間をください







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                      (頂いた 詩)

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まとめ
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