夏の日差し



歩いていてつまずいた

転んでひざを擦りむいた

久々の夏の日差しは

何も気にすることなく照り続けている


あの子が泣いている 梅雨の最中

大事にしていたペットがいなくなっても

テレビではまた戦争のニュース

悲しみの秤は重みを増している


ここは幸せな場所だって思ってるから

だから実感がわかないんだ

世界の痛みが...


目にゴミが入った時の痛みはわかるのに










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虹色の血液



静かに見えるあの場所で

いろんな顔とすれ違う


腕時計を覗いてパンをかじり

虹色の液体を飲みほしたら

誰かが忘れていった傘を開いて

星が降り出すのを待つよ


あたたかい手の指先に通う血液は

誰も何も気にせずに通り過ぎていく


だから教えてあげるよ

宇宙の君に触れる


地上から見た君はうれしそう








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                 (頂いた 絵)


正午すぎ



笑い声がする

スズメの泣き声がそう聞こえる


跳びながら歩く アスファルトの上

スキップする スズメのように

『飛べたらいいのに』 目でスズメを追いかけながら

くやしそうに そうつぶやく


食事をしているスズメを見て『お腹すいたね』


お腹が鳴いている正午すぎ

飛びたいことも忘れてしまう正午すぎ

飛ぶように駆けて帰る正午すぎ










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誰に見せるでもなく



大切に育てた花は枯れた

大切な人はいなくなった

何が大切な事なのかわからなくなった


車のフロントガラスを流れる水滴は

自分の意思で流れてなんかいやしない

防水処理を施された衣類を

少しずつ侵入していく雨粒

目を開けると 沈むのか 昇るのか

太陽が下を向いて目をそらした日



少し笑ってみるといいよ 誰に見せるでもなく










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メッセージ



地上に書き残したメッセージ

何億年も前のイタズラ


何も意味なんかない

聞かれたって答えようがない


きまぐれが友達の 僕の友人


おもしろいだろ ただそれだけさ


また新しいことを考えなくちゃ

君の驚いた顔が また見たいから



誰かがまた そうつぶやいた









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大事なカギ



何もなかったころから 誰もいなかったころから

思い出す 星が輝き始めるころ



この長い坂道を登りきったらジャンプして

お気に入りの あの星へ着地する

見えるかな あの子に届くように手をふるよ



この星は忘れていく 星の形だけ残して



忘れたころに届いた光 淡い光

その光で見つけた 僕の大事なカギ

何を開けようか 何を見つけようか







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春夏秋冬



この物語は続く

そのドアにたどり着き

うれしそうにドアを開ける人


季節の風が僕たちに吹き付ける

季節の匂いが染みこんでる

なにを思い出すのか また

変わろうとしたんだ また

出来もしないのに僕は


両手を広げて何かを掴もうとしてるんだ


雨が流れていかない管の中で

ひしめき合う葉の気持ち


今でもこの物語は続くんだ


いいわけはあふれるように出て来るのに









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まとめ
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